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新居1年経過(3) [建築]

 建築した敷地は、大手不動産会社が1971年から4期にわたり750戸ほど建物付で分譲した住宅地であり、50坪程度の敷地に2階建てが規則正しく建ち並んでいる。ここにある34年間住み慣れた建物を解体して建替えることにした。敷地面積は幅12m.×奥行14m.≒51坪、建ぺい率50%・容積率80%、北側に5m.の前面道路などの敷地条件があった。

家を建替える時には外断熱にしようと思い始めたのは、数年前に松井修三著『「いい家」が欲しい』を読んでからである。従来の内断熱に対して外断熱がいかに優れているかが、具体的に説明されてあり、家を建てる前にこの本に出会えたことに感激した。いよいよ家を建てる段階になり、研究を深めたところ著者が推奨する断熱材や工法、さらには換気や冷暖房の方法よりも、(株)シーピーアールのオレンジ工法の方が「我が家向きのいい家」が実現できると判断し、こちらを採用することにした。

家を建てようと決意してから読んだ本は沢山あるが、その中で(1)中公新書の渡辺武信著の『住まい方の思想』『住まい方の演出』『住まい方の実践』『住まいのつくり方』の4部作。これは住宅原論のような本であり、何度も読み返し、住まいについての考え方を纏めるのに大いに役立った。(2)丸善から出ている宮脇檀建築研究室著『宮脇檀の住宅設計テキスト』。これは住宅設計のチェツクポイントを素人にもわかり易く説明しており大変に有益であった。(3)高齢者向けの家つくりに関しては、主婦と生活社から出ている美しい部屋別冊『実例私たちのバリアフリー住宅』が写真と図面が豊富で参考になった。(4)WEBで公開されている『住まいの水先案内人』は、住まいについての百科辞書として大いに活用させていただいた。なお、工務店の社長が本を出すことが流行のようであるが、一方的な内容が多く、参考になるのは少なかった。


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