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5月29日 [トルコ旅行]

今日は大移動の日。専用バスでエーゲ海沿いを走り、ダーダネルス海峡に面した小さな港町チャナッカレへと向う。

途中、ベルガマ(ベルガモン)遺跡に立寄る。ここはアレクサンダー大王の流れを受け継ぐフィレタイロスが紀元前281年にベルガモン王国を築いたところ。近代的な町を見下ろす丘に立つアクロポリスには名高い図書館や急勾配で印象的な劇場、トラヤヌス神殿、ディオニソス神殿、ゼウスの祭壇の基石などの遺跡が残されている。

←丘の斜面に造られた劇場。ベルガマの町を一望できる。

←青空に浮かぶ純白のコリント式列柱とアーチが印象的なトラヤヌス神殿。

 ←レンガを積上げた城の廃墟。

アクロポリスから川を隔てた対岸の丘の頂上に立つアスクレピオンは、ギリシャ神話の医術の神アスクレピオンに捧げられた聖地。伝説では、狩の途中で落馬したベルガモンの青年アルキアスがギリシャで治療を受け、医療を学び、故郷に戻り築いたところとされる。ラジウム泉による温泉療法、暗示による心理療法、観劇によるリザクレーション療法、投薬など当時の最先端医療をなんでも行う医療施設のようなところ。最近注目されるようになってきたホリステック医療のようなことが既に行われていたのではと思った。

 ←この聖なる道はアクロポリスまで続いたと言われる。

 ←現在でも欧米では、ヘビは医療を表現する意匠に使われている。

 ←座席数3,500と少ないが、付属劇場。

 その後、世界遺産トロイに立寄る。ホメロスが紀元前800年頃に書いた英雄叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」のトロイ戦争を信じたシュリーマンが私財を投じて発掘に成功した話はあまりにも有名。その後、考古学者らの発掘により、9つの異なる時代(紀元前3、000年~350年までの間)の集落と、城壁や家屋の基礎、寺院や劇場が発掘されている。伝説のトロイ戦争を記念して、トロイの木馬が立てられている。

 ←1番新しい第9市のものでアレキサンダー大王も紀元前334年にここで神々に供物を捧げたと言われる。

 ←窓から顔を出して記念撮影。

夕刻、チャナッカレ郊外住宅地の海岸に立つコリン・ホテルに着く。

 ←ホテル・レストランからの夕景。チャナッカレ海峡の向こうはヨーロッパ・サイドの半島。

夕食後、ホテルと道を挟んで向い側にある大きなスーパーKipaに雑貨を買いに出かける。数日前に引いた風邪が良くならず、ツアーメンバーのYさんから総合感冒薬と抗生剤をいただく。


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