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5月31日 [トルコ旅行]

イスタンブールでの観光初日。まずは、専用バスでガラタ橋を渡り世界遺産の旧市街に向かう。ヒポドゥロームで写真ストップをとり、歩いてブルーモスクに向かう。

←ブルー・モスクの西側に広がる緑の公園ヒポドゥロームは、ローマ時代の競馬場跡。世界遺産に登録されたイスタンブール歴史地区の中でも、最も古く重要な場所で、コンスタンチヌス1世ら皇帝のゆかりの場所。現在残る3本のオリベスクは、その遺物として知られる。手前がエジプトから運ばれたテオドシウスのオリベスク。後ろがコンスタンチノーブルのオリベスク。この他に蛇のオリベスクがある。

 ←正式にはスルタンアフメット・ジャミィというが、モスクの内部彩る青いイズニック・タイルの美しさで知られ、「ブルーモスク」の愛称で呼ばれる。

 ←大ドームは高さ43メートル、直径約24メートルで直径5メートルもある4本の大きな柱で支えられている。さらに大ドームは4つの半円ドームで囲まれ、オスマン様式独特の美しい調和を生んでいる。

←イズニック・タイル仕上げの内部装飾。ユリ、チューリップ、カーネーション、糸杉などの図柄が青や緑、赤で描かれている。

次に、アヤソフィアへ。「聖なる知」の教会アヤソフィアは537年、ユスティニアヌス帝が建立し、それから1、000年間にわたってビザンチン帝国の宗教的中心であった。トルコ征服から500年間はアヤソフィア・モスクとして、イスラム教徒の祈りの場となり、1935年アヤソフィア博物館となった。

 

「 アヤソフィアは堂内を飾る美しいモザイクで知られているが、ユスティニアヌスの時代には図柄のモザイクはなかった。現在見られるモザイクは聖画像破懐期(イコノクラスム)以降、ほとんどが9世紀後期から10世紀のものである。何百年も漆喰の下に塗りこめられ、今世紀になって発見されて修復が行われたものだが、見る者に往時の耀きを想像させる。」(澁澤幸子著「イスタンブール歴史散歩」より )

 ←身廊に残っている最も美しいモザイク後陣の聖母子像。

  ←ビザンチン美術最大の傑作のひとつ、ディシス(誓願図)。14世紀初期。画面の3分の2は失われているが、キリスト、聖母、洗礼者ヨハネの表情はいまも鮮やかである。

←中央は聖母子、左右はヨアンネス2世と皇后エレーネ。

←南廻廊の東端にあるモザイク。右は皇后ゾエ、左は献金袋を持ったコンスタンティヌス4世、福音書を持ったキリストが祝福を与えている。

引続き歩いて、トプカプ宮殿へ。ここは単にスルタンの住居を兼ねた宮殿ではない。宮殿は行政府であり、帝国議会でもあった。宮殿内には公務員養成訓練所、病院、兵器庫、貨幣鋳造所からハーレムまであり、常時5、000人の人々が暮らしていたと言う。

←皇帝の門と呼ばれる第一の門から入場。 

 ←儀礼の門。

 ←ハーレムの塔。

 ←スルタンが私生活を楽しんだ皇帝の間。

←寵姫たちの居住区。

←タイルと象嵌で装飾されたアフメット1世の図書室。

 ←かっての厨房棟、現在は陶磁器展示室になっている。 

トプカプ宮殿はボスフォラス海峡と金角湾、マルマラ海が接するイスタンブールの第一の丘といわれる旧市街の高台に立っている。ヨーロッパ側の新市街も、アジア側も一目で見渡せる、イスタンブールを制覇する城塞として絶好の場所にある。宮殿の敷地は、海側を2㎞、陸側を1.4㎞にわたる城壁で囲まれている。ハーレムや宝物館をざっと見ただけでタイムアウトである。

昼食に向かう。新市街にあるBANBANZAIという日本食レストラン(2006年秋にオープンのイスタンブールで一番新しい日本食レストラン。ビジネス街のESENTEPEにある)で箱詰弁当をいただく。インターコンチネンタル・ホテルでの朝食はオープン・ビュッフェ・スタイルで、ごはん、味噌汁、鯖の焼き物、タクワンをチョイスできたので、めずらしく朝昼続けての和食になる。到着の少し前に降り出した雨も出発の時間には晴上る。

食後に、新市街にある軍事博物館に向かう。ここでオスマン・トルコ軍のイエニチェリ軍楽隊によるコンサートを見る(聞く)。日本人観光客に”さくら”の曲をプレゼントしてくれた。

今日の観光は早めに終了し、ホテルに向かう。ホテルでくつろいだ後、1人でタクシム公園横から繁華街イスティクラル通りを目指して散歩する。この界隈を1人歩きしていると、親しげに日本語で話しかけてくる人間が多い。気のない態度をしても、誘いが執拗で不安なので、早々にホテルに戻る。

 ←右がタクシム公園越しに見えるインターコンチネンタル・ホテル、左はタクシム広場にあるアタチュルクと同志たちが誇らしげに立つ独立記念碑。

 ←ホテルの部屋からボスポラス海峡とアジア・サイドを望見する。

 夕食は、ゲバブの名店DEVELIに出かける。マルマラ海を行き来する船を見渡しながら、気持ちよく食事を楽しむ。ゲバブもようやく慣れてきた。美味しく頂く。

 DEVELI。この一帯は夜遅くまで賑わう。 

 


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